Archive for June 15th, 2015
もう大雨はこりごり。
6月15日(月曜日)
先週は本当に大変な一週間でした。
何が?って、先々週末の日曜日(7日)の夜、Gewitter(ゲヴィッター)と呼ばれる雷雨がスイスのあちこちに発生しました。
その前日にもそれなりの雷雨があり、昼間の30度近くあった温度もやっと涼しくなって幸せ~~と言ってその雷雨を見ていたのですが、7日は想像を越える雨の量で気がつけばアパートの前の道路は川のように泥水が流れていました。
夕食後のお皿を洗っていると、窓に雨が当たる音がして、このときは「やっと雨が降ってきた。これで涼しくなるね」なんて言っていたら、その15分くらい後にはその雨足はびっくりするくらいに。
「地下室….大丈夫かな?またお水に浸かっちゃうんじゃない?」という私の言葉で、ラファさんが地下室へ。
「まだ平気だったよ。Keller(地下室にある各住人に割与えられている倉庫)にある物はだいぶ上には上げてるから昨年くらいなら大丈夫だと思う」と、地下室から帰ってきたラファさんのお返事。
しかし、この10~15分後にアパート横のある小さい小川から水があふれ出し、道路も川のようになってしまい、ついには洗濯室の窓から雨水が入り込んだり、洗濯室の下からも水が上がってきたせいで地下室は水没しました。
どんどん水没する地下室から、他の部屋の住人さんが大切な物を部屋に運び上げ、ラファさんも大事なワインをせっせ、せっせと部屋に運んできました。
その間も雨は容赦なく降り、ふと見ればアパートの入り口にも雨水が押し寄せていて、結局は寸でのところでまぬがれました。
で、地下室は50cm~60cmくらい水没していたようです。
我が家のKeller
雨が上がったようなので、バルコニーに出ておそる、おそる外を見てみるとえらい景色が広がっていました。
隣のアパートとの間は低くなってアパートの下にガレージと自転車やバイクなどを置くスペースがあるのですが、そこの前が1m以上は水没していました。
だんだんお水が引いてくると、あちこちの家から出てきた人たちがドロドロになった道路やら、その水没したスペースを見てはビックリしたり、写真を撮ったり。
雨が降らないけど、なんだか不安だった私はあまりよく眠れず、朝も外の音で目が覚めました。
翌朝のKeller 前日はイスの上にお水はなかったけど、朝にはイスの上も汚くなっていました
朝の様子
水が引いたあとはどろどろでした。
私たちのアパートは緩い坂の途中なので、道路が川になっても雨水は溜まらないのですが(今回は泥水がアパートの敷地に溜まったけど)、坂道の一番下のところはかなり冠水していたようなので、まだ良い方なんだろうなと思いました。
近所のパン屋さんは被害がなかったみたいで朝から開店していて、ラファさんが焼きたてパンを買ってきてくれたり、郵便局は本来の入り口はかなり被害があったようで、裏から回ってきてくださいと張り紙があったそうです。
小川の橋の横にはこんな大きな木が!!
あと、地元紙やらバス停や駅で置いてある無料の新聞のWeb版には写真がいろいろ掲載されていて、それを見ると怖かった。
ラファさんには「大丈夫だよ~~大丈夫!!」ってニコニコ笑顔で言われたけど。
今でも、濁流が道路を流れていく様子が思い出されてドキドキしてます。
で、その後はどろどろになったKellerから捨てるものは道路に置かれた大きなコンテナに捨て、捨てないものはお水できれいに洗ったり、拭いたりして、今はベランダに置いてあります。
Kellerと同じように洗濯室も水没したので、洗濯できず、でも片付けで汚れたりするし洗濯物もたまっていたので、先週のとある日はラファさんの実家まで洗濯物をキャリーケースに詰め込んで持っていき、義両親の家と義妹の家で洗濯機&乾燥機を借り洗濯をしました。
義両親の家と義妹のアパートが車で10~15分だったので、お義母さんには何度も車を出してもらい行ったり来たりしながら夕方には無事終わりました。
そして、洗濯を手伝ってくれ、お昼ご飯も作ってくれた、お義母さんは車でルツェルンまで送ってくれ、もう感謝の言葉しか出てきませんでした。
地下室も今は掃除が入り、きれいに泥が取り除かれ、大きな扇風機みたいな機械で乾燥されています。
夏なので、Gewitterが起きるのは仕方のないことだけど、もう大雨はたくさん。
勘弁してほしいーーーーーーーっっっっ。
*写真はクリックすると大きくして見られます
※色のついたところをクリックするとジャンプします
Posted: June 15th, 2015 under 季節.
Comments: none